ミニバイク
ミニバイクは、小型でいつでも気軽に乗れ、燃費もよく、値段も安いとあって買い物や通勤にはうってつけで便利ですが、その反面自動車優先となっている現在の道路では、体がむき出しとなっているために危険も伴い、ミニバイクが絡んだ交通事故は多くなっています。正しい乗り方を守っていれば事故の大半は防げるのですが、ペーパーテストのみで比較的簡単に免許が取れるとあって一般的にマナーは今一つです。各地の警察でも知恵を絞って安全運転を実施していますが、効果はそれほど上がっていません。ミニバイクは正式には、道路交通法上、原動機付自転車であり、運送車両法上でいうと原動機付自転車第1種に分類されます。排気量50cc以下で、最高速度は時速30kmです。登録は市町村役場、車検はなし、白ナンバーで2人乗りは禁止されています。ミニバイクの運転免許を取得するには、適性検査と学科試験をパスしなければなりません。運転免許申請書は、各都道府県の運転免許試験場や警察署に備えてあります。所定の事項を記入のうえ、住民票の写し1通と、申請前6カ月以内に撮影した写真を添えて、運転免許試験場に提出します。適正試験は視力、色彩識別能力、聴力、運動能力を試しますが、普通の人ならばまず大丈夫です。学科試験は、国家公安委員会から公示されている交通の方法に関する教則の範囲から出題されます。教則をよく読んでおけば、質問自体はそれほど難しくはないのですが、50問と数が多い上に45問以上、つまり90%以上の点をとらないと合格しないので、数字など要点は丸暗記しましょう。

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