ガソリンの節約

優れたドライバーは、同じ量のガソリンで初心者の2倍の距離を走るといわれています。ベテランドライバーは未熟な人の半分の燃料で、同じ距離の走行が可能というわけです。空ぶかし、急発進、急加速、急減速の繰り返しは、貴重なガソリンをまき散らしているようなものです。中型車の場合は空ぶかしでも、1回につき4から5ccの燃料を消費します。1日に50回の空ぶかしをしたとすると、200から250ccのガソリンが無駄になります。これは車を4kmも走らせるほどの量になり、それだけ空気を汚すことにもなります。停車中のエンジンのかけっぱなし、いわゆるアイドリング時の燃料消費量はエンジンの大きさによっても異なりますが、大衆車クラスで1分間に9から11cc、小型車クラスで1分間に11から13cc、中・大型車クラスで1分間で14から35ccにもなり、荷物の積み降ろしや、10分間エンジンを止めずにいると、中型車クラスで約160ccの燃料が無駄に消えることとなります。この量で中型車が時速40kmの速度で走った場合、約2.6kmも走れることになります。最も経済的なスピードは、ほとんどの自動車の場合、時速40kmから60kmの間で、60kmを超えると空気抵抗も大きくなるため、経済性も急に落ちます。高速道路でも80kmどまりにするのが燃費節約のコツです。時速を100kmから80kmに落とすと、ガソリンは約10から20%節約できます。

道路と交通

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